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変性変化と腰痛

変性変化と腰痛

変性という言葉をあまり耳にすることは少ないかと思われますが生きる上では避けることの出来ない変化の1つです。変性とは退行性病変の一つで、細胞や組織に正常では存在しない物質が沈着もしくは正常でも存在するが沈着量や場所が異常なものを指します。変性変化は腰痛のある方だけでなく腰痛のない方にも多く見られます。
研究では無症状例における椎間板変性の有病率は20歳代で37%でありましたが、80歳代では96%に増加しました。
この結果から脊椎変性は無症状例に高い割合で見られ年齢とともに増加することが明らかとなっています。多くの変性は正常な老化の一部である可能性が高く、疼痛とは無関係であると考えられます。また腰痛症例の骨や椎間板が変性している=疼痛が改善しないということにはならないという認識を持つ必要がありそうです。今回は椎間板変性の有病率がかなり増加している高齢者の方でも簡単に出来る腰痛体操をご紹介します!無理のない範囲でぜひ試してみて下さい。
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