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自然治癒力にはリンパドレナージュは欠かせない
昨日までの3日間東京でケリーDOからリンパ治療を教わった。身体の治癒には酸素、栄養を動脈から供給され、老廃物や毒素を静脈、リンパから排出する。供給と排出のサーキュレーションが自然治癒力の根幹といえる。治癒力の働きが悪い時は当然そのメカニズムがうまくいっていないのだが、機能させるには排出が供給より先にこなければならない。鬱血したままではいくら供給されても意味がないからだ。リンパ毛細管は骨の中までも細かく張り巡らされている。ジェネラルなリンパドレナージュをすることで排出を補助できるというのがテーマだった。酸素、栄養の受け渡しと老廃物の排出は細胞内液と細胞外液での膠質浸透圧によって行われる。そして血流には心臓の正常な働きも欠かせない。つまりいきなりリンパドレナージュをしても意味はなく、胸腔腹腔骨盤腔の圧力の移行が適切に行われる必要がある。そのためには呼吸機能を正しく機能させなければならない。小脳テント、胸郭入口横隔膜、呼吸横隔膜、骨盤隔膜の四つの横隔膜を施術で整える。また、心臓は自立神経であり交感神経管と迷走神経への施術も欠かせない。呼吸と自立神経をクリアにした上でリンパドレナージュをかけていく。ケリーDOにはかれこれ10年は教わり続けているがいつも深い内容で伝統を重んじつつ、先進的な取り組みが両立されて更にはエビデンスがしっかりしている。良いメンターをもつことは非常に幸福この上ない。