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脊椎の構造について
やもと整骨院の貴田です。
今回は脊椎の性質についてお話したいと思います。
脊柱は動物の身体を支える大事な骨組みです。
直立歩行する人間の脊柱は複雑な湾曲を描いています。
人間の場合、頭蓋骨に続き、32~34の椎骨(脊椎骨)が連結しています。
32~34となっているのは、尾椎の数に個人差があります。
頸椎=7、胸椎=12、腰椎=5からなっており
成人では5つの仙椎と3~5の尾椎はどちらも各椎骨がくっ付いて一塊となり
「仙骨」「尾骨」と呼ばれています。
他の哺乳動物の脊柱は一つの湾曲で成り立っていますが
人間は立ったり座ったりと様々な動作をする必要から
そして重力方向の力を上手く分散する為に
脊柱はそれに応じたS字状の湾曲を持っています。
頸椎、腰椎は前に突き出した前湾のカーブで
胸椎と仙尾骨は後ろに突き出た後湾のカーブがある格好です。
この様な特性を持っている脊椎ですが
複雑な動きを求められる場面や、同じ姿勢で居なければならない等で
複数、または局所的に負担が掛かってしまいます。
それを長時間、回数を行ってしまう事で筋の緊張から脊柱の歪み
また加齢から、脊柱の前後左右の動きを滑らかにし
体重や地面からのショックを吸収するクッションの役割を果たす椎間板が潰れて来て
症状の悪化、長引かせてしまう事があります。
普段からそういった姿勢を取らざる得ない方
ついつい不良姿勢を取ってしまう肩が居ましたら
やもと整骨院に一度、相談して頂ければと思います。